2012年3月22日木曜日

2012/3/20 雌ライオンのムジョル[1]

用があってリフテンの町にきたものの、無駄にうろうろする。印象が悪いんだ。何しろ山賊にはさんざ泣かされたからね。組織だてられたとしても本質はおそらく変わるまい。物乞いの暴言も無視。相手をしても食い下がって来るだけだろう。ここではストームクローク兵も妙にクソ生意気だったり。他人の力で安寧買ってる身でそんな偉そうでいいのか?

そんな町に正直うんざりしかけていた時、それらとは異質な空気を感じた。

雌ライオンのムジョル。
戦化粧をし、両手斧で武装したその姿は、どう見ても衛兵や町の者とは違う。尋ねてみると本来は冒険者で、長年愛用してきた剣を失ってしまった事から旅をやめ、この町にいるという。
だが、みたところ町に馴染んでいるようには見えない。一目置かれ信頼されてもいるようだけど。
剣をなくした場所は覚えているようだ。しかしそこはドワーフの遺跡で、おそろしい「像」が襲って来るのだという。

ふむふむ。わかった、では取り返してこようじゃないか!

とまあ、安請け合いをしたわけだが、これが大仕事の始まりだった。

以前から、他の建物と明らかに違う種類の建築物があるのに気づいていた。どうも魔法とは根本的に違うらしいのが門外漢の私にもわかる。金色の不気味なからくり仕掛けの「死体」がドラウグルの如く転がっているのを見るにつけ寒気がした。こんなのがウロウロしているとこに入れと?黒檀装備で全身固めたドラウグル・デス・ロードとタメで戦う方がまだマシだ。ううやだやだ、寒気がする。ぶるる。
しかも、今でも設備の一部は生きているっぽいぞ。ひぇぇ。

だけど約束だ。入る!

さて、まずはお約束。近づくと盗賊団のおでましだ。遠方から狙い、見張りをひとりひとり狙撃していく。

だがダンジョンの中にいる奴はともかく、物見担当の盗賊はなかなか目が肥えてる。なんと弓の射線からこっちを見ぬいたらしく、いきなり「見つけた!」といって通路を走り始めたのだ。こちとら、影の戦士までとうとう会得した軽装使いだというのに!野生動物かよ。呆れたもんだ。

だけど、その程度はこっちも計算ずくだった。

「狙撃の基本その1。相手が直接来られる場所には布陣するな」(猛獣相手でも有効)

慣れればかなりの長射程狙撃もできるが、気づかれると容易に弓音だけで躱される。トロい魔術師ですら稲妻のような速さで躱す事があって本当にびっくりなんだけど、それはそれとして、一撃で倒せなかった場合、影の戦士級の隠密の使い手であっても見抜かれ気づかれる事がままある。特にフィールド上はそう。暗い地下洞窟や屋内のようなわけにはいかない。

そういう時、相手が簡単に接近できない場所に布陣していると大きく有利になる。

大回りするしかない場合、あるいは接近する道がわからない場合。彼らの多くは迷っているうちにこっちを認識できなくなり、悩んだ末に結局諦める奴が多い。かなりの精鋭でもこれは無理。特にフォロワーがついて来られないような難しい高台なんかはこれにあたる。いい狙撃ポイントとタイミングの選定ができるかどうかで狙撃手の腕前は決まってしまう。

「基本その2。見つかってもオタオタすんな。構えを解いてそっと彼らの視線から隠れ動くな」

ビビるな。なんのための軽装だ?
一、二発食らっても逃げ延びるだけなら敵が目の前にきてからでも遅くない。

同じ場所、同じ装備、同じポーズであっても、構えを解くだけで見失う事がある。こういう時はたぶん視線か殺気に反応しているんだろうと思う。加えて音をたてずに隠れてしまえば、まず見つからない。
だから、敵を信じて待て。相手は機械ではない、永遠に探し続けはしない。

さて、そんなわけで敏感な物見君を始末、続けて倒して外の見張りを殲滅。さぁ、試合開始だ。

中にも数名いるが、もちろん敵ではない。念の為に強めの矢に取り替えてどんどん片付けていく。
ここまでは順調。だが予感がだんだん強くなってくる。盗賊が死体しかいないようなエリアにくると、

うわぁ、いたいた。金色の薄気味悪い兵隊が!

彼らは下の玉みたいなのが本体らしいので、それを叩いて沈めていく。当初はちょっとビビったが、強さはせいぜいドラウグルくらいのようで、こちらの弓攻撃で結構簡単に壊すことができる。蜘蛛みたいなのもいたが、こいつの戦闘力も蜘蛛くらいだし。

ふう。

そうして進み、ついにダンジョンの深奥部に到着した。

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